【獣医が解説】猫が便秘に!原因と解消法は?【フード・マッサージ】



この記事では猫が便秘になる原因と便秘を解消する方法について解説しています。

「愛猫のうんちが出ない!」「正しい猫の便秘の解消法を知りたい!」という飼い主さんは、ぜひとも最後まで読んでいただけると幸いです。

猫の便秘について

健康な猫は1日に1回、ほぼ必ずうんちをします。

そのため、1日に1度の排便が見られず、2日以上うんちが出ない事が続く場合は便秘である可能性が高いです。

便秘によりうんちが腸内に停滞することは「腸内の悪玉菌の増殖」や「悪性ガスの発生」などによって猫の健康を損ない、場合によっては腸捻転などの命に関わる重病に発展する場合もあります。

このように、ただの便秘といっても時には大きな病気になる可能性があるため早期の治療が必要になるのです。

猫の便秘の原因と解消法

①ストレス

最も多いのがストレスです。猫はストレスによる影響を受けやすく環境の変化や騒音などを始め、トイレの位置が変わっただけでもストレスを感じます。

ストレスにより腸の運動性が低下したり、うんちを我慢することによって便秘になってしまうのです。

解消法

ストレスが原因である可能性が高い場合は、ストレス要因を取り除いてあげましょう。

トイレの位置を戻してあげる、落ち着ける環境を作ってあげる。猫がリラックスできる状態になれば自然とうんちをするようになる場合も多くあります。

②病気

毛づくろいによる毛の飲み込みすぎが原因となる「毛球症」や、「異物の誤飲」により腸が閉塞した場合にうんちが腸を通過できずに便秘になります。

また巨大結腸症や低カルシウム血症、甲状腺機能低下症、馬尾症候群(しっぽの根元の神経障害)などの病気でも正常な腸の動き(蠕動運動)が低下したり阻害されて便秘になります。

さらには肛門に炎症が起きている(痛みで排便できない)、直腸に腫瘍ができている(うんちが通過できない)場合にも便秘になります。

解消法

猫の体調が悪そうだったり食欲が無いなどの場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

ただの便秘といっても決して侮ってはいけません。大きな病気になってしまったサインである可能性があるからです。

③キャットフードの問題

猫は完全な肉食動物であり、炭水化物や穀物がふんだんに含まれているキャットフードを食べ続けていると腸内での消化吸収が追いつかなくなります。

結果、腸内の細菌バランスが悪玉菌優位の腸内細菌バランスへと変わり便秘を引き起こします。

また、人間と同じように猫の場合も食物繊維が十分に摂取できていない場合に便秘になることもあります。

猫本来の食性に合っていない低品質の市販のキャットフードでは、炭水化物ばかりが含まれており十分な量の食物繊維が含まれていないことが多いです。また、「猫まんま」など人間が食べるものばかりを食べている猫も同様の理由で便秘になる事があります。

解消法

キャットフードが原因となっている可能性が高い場合は、猫本来の食性に合わせて作られた質の良いキャットフードへ変更しましょう。

高品質のキャットフードは便秘の解消だけでなく、病気の発生率の低下や生涯寿命にも好影響を与えます。

④老化

猫も高齢になると、腸の機能が低下します。

腸の機能が低下するとうんちは腸内で停滞しがちになり、便秘を引き起こしてしまいます。

解消法

猫が高齢になり便秘がちな場合は「お腹を優しくさすってあげる」などのマッサージしてあげると良いでしょう。

お腹への適度な刺激は腸の運動を促進させ、腸内で停滞している便を押し出してあげる作用があります。

まとめ

猫の便秘の原因と解消法についてはこれで以上になります。

ストレスやキャットフード、老化などの原因もあれば腫瘍などの命にかかわる原因もある点が猫の便秘を侮ってはいけない理由です。

もしも愛猫の便秘の原因がはっきりしない場合や何かしらの不安を感じる場合は、早期に動物病院に連れて行き獣医師に相談しましょう。

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書いた人

著者:サワキ ショウタロウ



動物病院勤務の獣医師(8年目)。神奈川県横浜市出身。飼い主さんがネットに氾濫する誤った情報に騙されない為にサイトを設立。獣医師による正しい知識を提供してます。多忙な毎日ですが、暇を見つけてTwitterやサイトを更新。フォロー・ブックマークしていただけると嬉しいです。

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