【獣医師監修】猫の毛並みが悪いときの原因と改善方法【病気・餌】



この記事では、猫の毛並みが悪いときに考えられる原因と自宅でも出来る毛並みの改善方法について解説しています。

愛猫の毛並みが悪くなってきた」「毛艶を良くする方法が知りたい」という飼い主さんは、ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。

猫の毛並みが悪い原因と改善方法

①体調不良による毛づくろいの不足

良い毛並みを維持するためには、日々の猫自身による毛づくろいが大切です。

猫はとても綺麗好きな動物であるため毎日何回も毛づくろいを行いますが、病気やストレスなどで体調不良になると毛づくろいの回数は激減します。

それにより毛並みは悪くなり、ガサガサとした肌触りになってしまいます。

改善方法

毛づくろいの回数が激減している場合、まずは愛猫の様子を注意深く観察しましょう。

元気・食欲の低下、ぐったりしていたり目の輝きが無いなど病気のサインが見られる場合は何よりもまず動物病院に連れて行きましょう。

②必要な栄養の不足

猫の被毛は猫が普段食べているキャットフードに含まれているタンパク質から作られるため、良い毛並みを維持するためには大量のタンパク質を必要とします。

猫は完全な肉食動物であり、猫が健康の維持のために必要とするタンパク質は体重1kgに換算すると人間の約5倍もなります

しかし、ディスカウントストアで激安で販売されている低品質のキャットフードや、猫まんまのような栄養の偏った餌ではタンパク質が不足し良い毛並みを維持することができません。

猫が美しい毛並みを維持するためには高品質で大量のタンパク質をキャットフードから摂取することが重要なのです。

改善方法

キャットフードが原因として考えられる場合、一度キャットフードを変更してみましょう。

猫の食性に合わせて作られた高タンパク・低炭水化物のキャットフードに変更すればみるみる毛並みは良くなります。

人間の場合も健康で美しい身体を維持するためには食事の「質」が非常に重要であるように、猫の健康と美しい毛並み・毛艶の維持のためには、栄養バランスと「質」が何よりも重要なのです。

*より詳しい内容はこちらの記事で解説しています

【獣医師監修】キャットフードの安全性や選び方とおすすめのフードについて
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動物病院では猫の飼い主さんから「結局どのキャットフードが一番良いか?」と質問されることが多々あります...

③皮膚病や内臓疾患

疥癬や脂漏症、アレルギー性皮膚炎などの皮膚の病気や、腎不全をはじめとする内臓疾患でも猫の毛並みは悪くなります。

皮膚の病気が原因である場合はフケが多く出る場合も多くあります。

>>猫のフケが多い場合の原因と対処法についてはこちらで解説しています

改善方法

皮膚を観察し皮膚表面に異常が見られる場合や、何かしらの体調不良を伴う場合は早期に動物病院に連れて行かれる方が良いでしょう。

場合によっては大きな病気が隠されている可能性もあるため、獣医師が血液検査を推奨することもあります。

④猫の老化

当然ながら猫も人間と同じように老化により毛並みが悪くなります。

具体的な理由としては内臓機能の衰えや、老化による毛づくろいの頻度の低下などが原因です。

改善方法

愛猫が高齢になったことで毛並みが悪くなった場合は、飼い主さんがブラッシングをこまめにしてあげることが毛並みの維持につながります。

また、高炭水化物・低タンパク質の餌と低炭水化物・高たんぱく質の餌を食べてきた猫では圧倒的に後者の方が毛並みが良いという研究結果もあります。

愛猫が高齢になっても美しい毛並みを維持するためには、若い頃から猫の食性に合わせた高品質のキャットフードを与えることが大切なのです。

まとめ

猫の毛並みが悪いときに考えられる原因と改善方法はこれで以上になります。

ご覧いただいたように、猫の毛並みが悪い場合は主に病気が原因の場合とフードが原因の場合に大きく分かれます。

病気が疑われる場合は速やかに動物病院へ連れて行きましょう。

またキャットフードが原因の場合は、毛並みの悪化を抑え、美しい毛並みを取り戻すためにも早期に良質なキャットフードへ変更するのがおすすめです。

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書いた人

著者:サワキ ショウタロウ



動物病院勤務の獣医師(8年目)。神奈川県横浜市出身。飼い主さんがネットに氾濫する誤った情報に騙されない為にサイトを設立。獣医師による正しい知識を提供してます。多忙な毎日ですが、暇を見つけてTwitterやサイトを更新。フォロー・ブックマークしていただけると嬉しいです。

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