この記事では、猫がフードの食いつきが悪い時に考えられる原因と対処法について解説しています。
愛猫が「食いつきが悪い」「少食で困っている」という飼い主さんは、ぜひとも最後まで目を通していただけると幸いです。
Contents
猫の「食いつきが悪い」原因
①キャットフードの匂い
猫は動物の中でも特別嗅覚が発達おり、人間の嗅覚の1000倍〜10000倍とも言われているほど。
また、猫の味覚は腐ったものを食べないように苦みや酸っぱさに対しては鋭敏に感じ取ることが出来ますが、甘みを感じないなど嗅覚に比べると遥かに劣ります。
そのため、猫は味覚よりもキャットフードの匂いで「良し悪し」を判断するのです。
当然猫はキャットフードの匂いが好みでなければ食いつきが悪くあまり食べません。また、製造後時間の経ったキャットフードは匂いの劣化が起こるためフードの新鮮度も重要です。
人間にとっては同じ匂いであっても猫にとっては違いは天と地ほどの差があり、今までと同じキャットフードでも最近食べなくなったという場合は匂いの劣化が考えられます。
②キャットフードへの飽き
同じキャットフードに飽きてしまった場合も食いつきが悪くなります。
猫は非常にグルメな動物です。まずは発達した嗅覚でキャットフードの匂いを味わい、そして食感、味、喉越しの順で十分に味わいます。
毎日食べているキャットフードが猫の好みに合っていない場合すぐに飽きてしまいます。飽きてしまうと、少し食べてあとは放置という状態になってしまいます。
③環境の変化
猫の周囲を取り巻く環境が変化した場合もフードを食べなくなる場合があります。
新しい家に引っ越した、新しい家族を迎えた、フードを置く場所を変更したなどの環境変化はテリトリー意識の高い猫にとってストレスを与えます。
猫はストレスに非常に敏感です。
ストレスを感じている状態ではキャットフードへの食いつきが悪くなり、中には全く食べなくなってしまう猫もいるほどです。
④猫の老化
人間と同じように、猫も高齢になってくると運動量も減り新陳代謝による消費カロリー量が若い頃に比べると大幅に減るため食が細くなるのが普通です。
猫が高齢になり食が細くなったのを「食いつきが悪くなった」と勘違いしてしまうかもしれません。
⑤猫の食性
一度に全てのキャットフードを食べる猫はどちらかと言えば少数派です。
猫は習性として「餌を何度も分けて食べる」場合が多いです。
与えたフードを何度も分けて少しずつ食べている場合は、猫の食性によるものが多いため心配する必要は無いでしょう。
ただし、1日合計した時のフードの量が明らかに少ない場合は原因は食性ではなく上記の①〜④にあると思われます。
猫の「食いつきが悪い」対処法
①キャットフードの見直し
上記のように、猫は匂いが好きでは無いキャットフードや時間が経って匂いが劣化したキャットフードはあまり食べません。ちょっと食べてすぐに飽きてしまうものです。
市販のキャットフードは「生産コストを下げるため」に猫の好みに合わせた匂いや味にまでこだわって作られてはいないのが普通です。
匂いや味に問題がある可能性が高い場合は、まずは今与えているキャットフードから匂いや味にこだわって作られたキャットフードを試してみるのがよいでしょう。
*参考:モグニャンキャットフード
モグニャンキャットフードは匂いと食いつきにこだわりぬいて作られたキャットフードです。「食いつきの良さ」で選ぶのであれば、現状こちらのフードが最もおすすめです。
*モグニャンキャットフードの食いつきが分かりやすい動画もあったので参考にしてください。
②環境の改善
食いつきが悪くなった原因が猫の周囲の環境の変化による可能性が高い場合は、猫の環境の改善が効果的です。
猫の落ち着く環境に改善できればストレスも無くなり、おのずとキャットフードへの食いつきも良くなるでしょう。
まとめ
猫の食いつきが悪い時の原因や対処法についてはこれで以上です。
繰り返すようですが、猫にとってキャットフードの匂いは何よりも重要です。
匂いが好みでないキャットフードを与え続けることは人間でいう「まずいご飯を食べさせ続けている」ことと同じ意味を示します。
愛猫の幸せのため、そして何より健康のためにも今与えているキャットフードを一度見直してみてはいかがでしょうか?