【獣医師監修】”進行を抑えることは可能” 猫の癌の食事療法について

愛猫が癌になってしまった場合、癌の進行を出来る限り抑えるためにも食事療法は非常に重要です。

現在、多くの猫の病気に対する療法食が販売されていますが、癌専用の療法食というのは販売されていないのが実状です。

しかしながら、ガン細胞の特徴を知れば、おのずと「癌の進行を抑えるためにはどのような食事が適しているのか?」がはっきりと分かります。

この記事ではガン細胞の特徴と、猫のガンの進行を出来るだけ抑えるための食事療法について説明していきます。

猫のガンの食事療法

猫のガンの食事療法を考える際に、重要な栄養成分があるので説明していきます。

①糖質(炭水化物)

ガン細胞は「ブドウ糖(糖質)」をエネルギー源として分裂を行います。

猫が食べる食事に糖質が多く含まれる場合、糖質は猫の血液に乗ってガン細胞まで運ばれ、ガン細胞は糖質を取り込むと活発に分裂・増殖を行います。

また、ブドウ糖は炭水化物から生成されます。

そのため、猫に余分な炭水化物を与えることはガン細胞に餌を与えることになり、ガン細胞の分裂を助けてしまいます。

癌の進行を抑えるために最も重要なことは「炭水化物の量を減らすこと」なのです。

②タンパク質

「炭水化物が無かったら猫はエネルギーを生成できないのでは?」と思うかもしれません。

しかし、猫は元々肉食動物であり「タンパク質からエネルギーを生成することが可能」なのです。本来、炭水化物は必要ないのです。

そのため、タンパク質を十分に摂取していれば生きていくのに十分なエネルギーを産生することが可能であり、猫の体力が低下するなどの心配する必要はありません。

③ビタミン・ミネラルと新鮮な必須脂肪酸

猫の免疫力が低下すると、その分、ガン細胞は活発化し分裂をします。

癌の進行を抑えるためには「猫の免疫力を常に高い状態に保つこと」が大切です。

十分なビタミン・ミネラルの摂取はもちろんのこと、脂質(脂肪酸と呼びます)も猫の免疫力の維持・向上には非常に重要な働きをしています。

また、古くなり酸化した(劣化した)は脂質は体に悪影響を与えてしまうため避けなければなりません。

そのため、十分なビタミン・ミネラルの摂取と新鮮な脂肪酸を摂取することが重要です。

ガンの猫におすすめのキャットフードは?

猫のガンの進行を抑えるために、ガン細胞の好む「糖質(炭水化物)」は出来る限り避けなければなりません。

では、どのキャットフードを与えるべきなのでしょうか?

穀物不使用のキャットフード

現在、市販されているキャットフードのそのほとんどで、カサ増しのために穀物(とうもろこし)をふんだんに使用しています。穀物はそのほとんどの栄養成分が糖質であり、ガンの猫には絶対に与えるべきではありません。

穀物不使用で、十分にタンパク質・ビタミン・ミネラル・脂肪酸が含まれた高タンパク質・低炭水化物のキャットフードが、ガンの進行を抑えるためには最も適しています。

現在、穀物不使用のキャットフードはいくつかの種類が販売されています。

その中でも、原材料の安全性や品質、信頼度、そして猫の食いつき(匂い)を考慮してカナガンキャットフードを私の動物病院ではおすすめしています。

ガンになってしまった愛猫のキャットフードをどれにすればいいか、悩んでいましたら、一度試してみてはいかがでしょうか?

*参照:カナガンキャットフード公式サイト 

ガンの猫におすすめのサプリメント

キングアガリクス

また、猫の免疫力を高める作用のあるアガリクス茸もガンの猫に効果を期待できます。

アガリクス茸は、猫の体内に吸収されるとその免疫力を高めます。向上した免疫力によりガン細胞の分裂を抑えます。

直接的にガン細胞を破壊する訳ではありませんが、向上した免疫力により進行を抑える効果を期待する事ができます。

食事療法と組み合わせてサプリも導入する事で、相乗的な高い効果を発揮するでしょう。

*参照:猫用キングアガリクス

まとめ

猫のガンの食事療法についてはこれで以上になります。

食事療法はそんなに効果があるのか?と疑問に思う飼い主さんも多くいますが、炭水化物の量を減らすことで、ガン細胞の分裂を抑える効果が既に多くの研究で証明されています。

食事療法により、出来る限りガン細胞にエネルギーを与えないこと

それが愛猫の余命を出来るだけ延ばすためにも、一番重要なことなのです。

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