【獣医師監修】猫の腎臓病の療法食の重要性とおすすめのフードについて



この記事では、猫の腎臓病の食事療法の重要性と、腎臓病の猫で制限するべき栄養成分おすすめの腎臓病療法食について解説しています。

愛猫が腎臓病である飼い主さんは、ぜひとも最後まで読んでいただけると幸いです。

猫の腎臓病と食事療法の重要性

猫の腎臓病の進行を遅らせる上で最も大切なのは食事療法です。

腎臓病のステージ2,3の猫では通常の食事を摂り続けていた猫に比べて2倍以上も寿命が伸びるという研究結果もとあり、食事療法は猫の腎臓病の進行を遅らせる上でまず最優先にすべきことの一つです。

そのため、猫が慢性腎臓病(腎不全)と診断された場合は通常のキャットフードから腎臓病の療法食に切り替えることが最も重要です。

猫の腎臓病の原因や症状、治療法の詳細はこちらを参考にしてください。

猫の腎臓病で制限すべき栄養素

猫の腎臓病の悪化要因として二つの重要な栄養素があります。腎臓病の場合は、それらの栄養素を制限することで腎臓に与える悪影響を減らすことが可能です。

①タンパク質の制限

猫は肉食動物であるため、本来は大量のタンパク質を必要とします。

しかし、タンパク質を分解した際に生成される「尿素」は腎臓に悪影響を与えてしまいます。簡単に言えば腎臓に負荷をかけてしまうのです。

そのため、腎不全の猫においては出来るだけ腎臓に負担をかけないようにするためにタンパク質の量を制限する必要があります。

②リンの制限

リンは本来猫に必要不可欠なミネラル成分ですが、腎臓病になるとリンが体外に排出されずに体内濃度を正常に保てなくなります。

その結果として血中のリン濃度が上昇しますが、高濃度のリンは腎臓に悪影響を与え、腎臓病の進行を加速させてしまいます。

そのため、腎臓病の進行を出来る限り防ぐためにキャットフードに含まれるリンの量を制限する必要があるのです。

おすすめの腎臓病療法食

①ロイヤルカナンの腎臓サポート

ロイヤルカナンの腎臓サポートはリンとタンパク質の含有量を減らして作られた腎臓病の療法食です。

ロイヤルカナンの療法食は高い信頼性と品質から、ほとんどの動物病院で採用されており実績も十分にあるため安心しておすすめできる腎臓病の療法食です。

*参照:ロイヤルカナン腎臓サポート(ドライ)

②ヒルズの腎臓病療法食

ヒルズのk/dもタンパク質とリンの含有量を制限している腎臓病療法食です。

ヒルズの療法食も前述のロイヤルカナンと同様に高い信頼性と品質、実績が十分にあるためにほとんどの動物病院で採用されています。

*参考:ヒルズk/d 腎臓病療法食

まとめ

猫が腎臓病になった際の療法食の重要性はお分かりになったでしょうか。

猫が腎臓病になった際に進行を遅らせるための最も効果的な方法は食事療法です。また腎不全のステージが早いほど、予防の効果も大きいです。

そして早期発見し早期に療法食へ切り替えることが、愛猫の腎臓病の進行を緩やかなものにし、寿命を伸ばすために大切です。

今回の記事が、腎臓病の猫を持つ飼い主さんの理解に少しでも貢献できれば幸いです。

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書いた人

著者:サワキ ショウタロウ



動物病院勤務の獣医師(8年目)。神奈川県横浜市出身。飼い主さんがネットに氾濫する誤った情報に騙されない為にサイトを設立。獣医師による正しい知識を提供してます。多忙な毎日ですが、暇を見つけてTwitterやサイトを更新。フォロー・ブックマークしていただけると嬉しいです。

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