【獣医師監修】猫に多い寄生虫と予防・駆除薬について

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この記事では猫に多く見られるお腹の寄生虫と皮膚の寄生虫について説明しています。

それぞれの寄生虫に有効な駆除薬や予防薬についても紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

猫のお腹の寄生虫

猫回虫

*猫の糞便から検出された回虫

子猫の時期に寄生されやすいのが、猫回虫です。

生まれた時に母猫の母乳から回虫を取り込んでしまったり、回虫の卵が含まれている猫の糞を取り込んでしまうことで感染します。また野良猫の場合、この回虫を持っている猫が多くいます。

ペットショップで購入する場合は駆虫済の場合が多いですが、ブリーダーから直接購入したり、野良猫を保護した場合は高い確率でこの回虫を持っていますので、回虫を駆除できる駆除薬を飲ませましょう。

猫回虫の駆除薬

猫回虫が愛猫の糞便から出た場合、愛猫に猫用の寄生虫駆除薬「ドロンタール」を飲ませることで、ご家庭で駆除することが可能です。

*参照:猫用ドロンタール

また、スポットタイプ(背中に液体を垂らすタイプ)の寄生虫駆除薬「プロフェンダー」でも猫回虫を駆除することが可能です

*参照:猫用プロフェンダー

*猫の回虫に関してはこちらで詳しく解説しています

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コクシジウム

*猫の糞便中に含まれるコクシジウム

コクシジウムも猫で見られる寄生虫です。

健康な成猫の場合は感染しても問題にならないことがほとんどですが、免疫力の低い6ヶ月未満の子猫に感染した場合はコクシジウムが増殖しやすく、下痢が見られることが多いです。

重症化した場合は、嘔吐や血便食欲低下や脱水症状などが見られることもあります。

コクシジウムの駆除薬

上記で挙げたドロンタールや、プロフェンダーではコクシジウムを駆除することが出来ません。コクシジウムにはメトロニダゾール等が有効ですが、これらの成分が含まれる駆除薬は、獣医師のみが処方することが可能です。

*猫のコクシジウムに関してはこちらで詳しく解説しています。

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猫の皮膚の寄生虫

①ノミ

*画像:猫に寄生するノミ

猫に寄生するノミは自然環境下で至る所に生息しています。

猫がノミに寄生されると、吸血され、アレルギー反応を起こしひどい痒みの原因となります。ノミに刺された場所は腫れ、猫はそこを引っ掻いて出血します。

また、ノミは「瓜実条虫(サナダ虫)」、「猫ひっかき病」や「ペスト」などの人畜共通感染症(ズーノーシス)を運びます。

②マダニ

*画像:猫の血を吸血するマダニ

マダニは、草木の茂る場所に多く生息しています。

マダニは「ヘモバルトネラ」という病気を媒介するため、マダニに寄生された猫は重度の貧血症状を引き起こすことがあります。また、刺された部位が皮膚炎を起こして腫れることも多いです。

また、マダニはライム病(細菌)、野兎病(細菌)、日本紅斑熱(リケッチャ)、Q熱(リケッチャ)、ダニ脳炎(ウイルス)などの病気を媒介します。これらの病気は人に感染する疾病です。

特に近年、マダニが人にSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスを感染させることが注目されています。この病気は人間を死亡させることもある怖い病気です。

③ハジラミ

*野良猫に寄生したハジラミ

猫には「ハジラミ」というシラミが寄生します。ハジラミは猫の毛に寄生して卵を産み増殖します。保護猫(野良)や子猫で多く見られます。

ハジラミは猫に軽い痒みとフケをもたらします。肉眼で白い粒のようなものが沢山毛についている場合はハジラミである可能性が高いです。

猫の皮膚の寄生虫の駆除薬

現在、猫の皮膚に寄生するこれらの寄生虫(ノミ・マダニ・ハジラミ)をまとめて駆除・予防可能な薬が二種類あります。

①フロントラインプラス

フロントラインの成分はフィプロニルとメトプレンです。この二つの有効成分によって、ノミ、マダニ、ハジラミの駆除・予防が出来ます。

普段のノミダニ予防であれば、上記3つが予防できれば十分です。そのため、多くの動物病院で猫のノミダニ予防にはフロントラインが処方されています。

*参照:フロントラインプラス猫用

②マイフリーガードα(おすすめ)

マイフリーガードαはフロントラインプラスのジェネリック版(廉価版)です。有効成分はフロントラインと全く同じでフィプロニルとメトプレンになります。

フロントラインプラスよりも安価で購入可能できるため、私的には猫の飼い主さんに最もおすすめ出来るノミダニ予防薬です。

ジェネリック版ですが、猫における安全性は十分に確認されていますので、安心して使用する事が出来ます。

*参照:マイフリーガードα

まとめ

猫に多い寄生虫に関してはこれで以上になります。

回虫や、ノミ・ダニ・ハジラミなどの一般的な寄生虫に関してはご家庭でも駆除・予防可能なことが分かったかと思います。

愛猫の健康のために、日頃から寄生虫の予防を意識することもとても大事です。この記事が、猫の飼い主さんのお役に少しでも立てたら幸いです。

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